瓦屋根(日本瓦)の防水対策と屋根リフォームの方法
瓦は重ねて敷くことによって、屋根の中に雨水が入らないような仕組みになっていますが、屋根の頂上は瓦同士の重ねが取れません。
屋根の頂上には、葺き土という土で防水している仕組みです。
その葺き土がこぼれないように守っているのが瓦しっくいです。
瓦しっくいが破損してなくなってしまうと、葺き土が露出して溢れてしまい雨漏りを引き起こします。
さらに、葺き土の下には棟木という建物の上棟の時に上げられる木があり、その棟木が雨によって濡れてしまうと腐ります。
そうなると建物が維持できなくなってしまいます。
上棟の時にいう“棟上げ”という言葉はそこから来ているんですよ。
棟木を守る瓦しっくいは、とても重要なものなのです。
日本瓦・瓦しっくいの寿命
日本瓦は瓦自体は60年持つといわれていますが、瓦しっくいの寿命は20年持ちません。
そのため、日本瓦の屋根は瓦しっくいの施工が必要です。元々真っ白なしっくいが剥がれてしまったり、割れてしまっている状態になっていれば早急にメンテナンスが必要な状態です。
葺き替え工法とは?
瓦屋根は見た目の美しさだけでなく夏場は涼しい などのメリットがあります。
しかしその一方で、地震対策としてもオススメなのが、重たい瓦を軽い屋根材に交換する葺き替え工法というものがあります。
今の屋根材を全て下ろして、新しく屋根を作り直す施工工法です。
葺き替えはどのような屋根の種類にも変えることが可能です。