その広告は本当?外壁塗装業者の選定で迷ったら?外壁フォーム会社を選ぶポイント

目次

外壁塗装業者の広告のお得なキャンペーンは本当なの?

外壁塗装について情報収集されている方であれば、様々な業者が外壁塗装の広告を出していることに気が付くのではないでしょうか?

WEBだとFacebookやInstagram、LINEなどで一括見積りや補助金に関連した広告をよく見かけますし、紙媒体ですとチラシや新聞広告などでは地元企業の広告など、多くの方法で様々な内容が発信されています。
中には、信じられないような値引き金額になっていたり、先着何名様限定と書いていたり…様々です。

あまりにお得なキャンペーンすぎて、「それって本当なの?」と思うような広告もあるかもしれません。

複数社にお問い合わせをされている何人のお客様から聞いたことがあるのですが、実際に問い合わせた時にはそのキャンペーンはすでに終了していたとか、その会社に見積を取ると広告に出ていた値段とは大きくかけ離れていた、などのトラブルもあるようです。

これは業界では”釣り広告”といって、問い合わせてもらうきっかけの値段やキャンペーンに過ぎないことがほとんどです。
値段以外に売りにするところがない場合に、とにかくキャッチーなもので人を集めるという手法です。

全てを確認したわけではないですが、今のご時世、嘘になってしまうような広告を出して人を集めても、お客様の期待を裏切るだけで、長い目で見ればうまくいかないでしょう。そんな悪い評判はすぐに知れ渡ってしまいます。

では本当にそのキャンペーンをやっていれば良いのか?というと、そういうわけでもありません。

安い値段で仕事をする職人が、どんな仕事をするか考えてみましょう。
同じ仕事をするのに、高い報酬がもらえる現場ともらえない現場だと、どちらが丁寧な仕事をするでしょうか?

材料にしても、その値段で丁寧な仕事をするだけの材料を手配することが可能でしょうか?

また広告でド派手なキャンペーンを行っている資金源は、もちろん本業である外壁塗装で儲けた利益です。

派手な広告を出して、通常では考えられないようなキャンペーンをやっている企業が、果たして適正な価格で仕事を受注しているのか?凄く気になるポイントですよね。

そこで今回は、外壁塗装業者を選ぶポイントとチェックするべき点をご紹介します。

外壁塗装業界の実態

外壁塗装業者を選ぶポイントをご紹介する前に、まずは外壁塗装業界の実態をご説明していきましょう。

国土交通省は建設業許可の中に塗装工事業許可を設定しています。
しかし工事許可が必要とされる規模は、延べ床面積が150㎡以上の住宅や、受注金額1,500万円以上の工事に限定されています。

そのため、小規模の外壁塗装工事に限定して作業をする場合は、許可を取得しなくても開業ができます。
許可が無くても開業できることから、外壁塗装の業界は参入障壁が低い特徴を持っています。

実際に外壁塗装業界は純粋に塗装業者ばかりでなく、ホームセンター、ハウスメーカー、さらには家具・家電販売店なども参入しており、様々な会社が乱立している状況です。

このような背景から、塗装業者の中には技術力が低かったり、安さだけが売りだったりする業者もいます。
悪い話ですと、工事はどこかにすべて丸投げする営業専門の会社も存在しており、いわば誰でも外壁工事を請け負うことができてしまうんです。

重要なポイントまとめ
  • 一般住宅の外壁・屋根工事を施工するのに資格は一切必要なし
  • 工事を提案するのに必要な資格もなし
  • 純粋な塗装業者ばかりではなく、様々な会社が乱立している

知識や経験がなくても塗装会社を起業する事ができて、外壁工事を提案する事ができてしまうのです。

さらに、悪意をもって騙すような悪徳業者に注意するのはもちろんですが、知識や経験がなく、お客様に適切な提案ができない業者にも十分に注意が必要です。

残念ながら、良い業者ばかりではないのが塗装業界の実情です。

広告で過度にお得な価格表記がされている業者はどうなのか?

最初にも軽くふれましたが、外壁塗装と広告の関係性を解説します。

一般住宅の屋根・外壁のリフォーム工事は無資格でも開業できてしまう為に、外壁塗装の業者が非常に増えております。
その影響で、お客様の奪い合いになり広告合戦が起こっている状態です。

広告の中には、相場では考えられないような激安価格で施工可能とうたっていたり、大幅な値引きを提示していたりと、普通に工事をするのではありえない表記も多々あります。

これが見積の際に値上げされるなら依頼前に分かるので良いのですが、中には工事金額を下げる為に見積と違う激安塗料での施工や、塗り回数をごまかすなんて悪徳業者もあるそうです。

広告の全てが嘘とはいいませんが、良い仕事をするにはやっぱりお金がかかります。

あまりに過剰な広告、お得すぎる広告には、何かしら理由があると思った方がいいでしょう。

外壁塗装業者を選ぶポイント

では、どのように屋根外壁業者の選定をすればいいでしょうか?

広告の内容では判断できませんし、ホームページなどを見てもどこを確認したらいいかわからないでしょう。
とりあえず話を聞いてみてもと思っても、塗装方法や塗料の種類など専門的過ぎて、素人が聞いても全く判断できないかもしれません。

そこで、法的な基準はないなかでも、客観的に判断できる基準をご紹介します。

業者全体のチェックポイント
  • 建設業許可を受けている
  • 商工会などの公的機関に加盟している
  • 瑕疵担保保険に加盟している
  • 地元の企業(近所では悪い事はできません)
担当者のチェックポイント
  • 建築士や建築施工管理士などの国家資格を保有している
  • 外壁診断士や外壁劣化診断士などの民間資格を保有している

他にも外壁塗装関連の資格はいくつかありますので、なにか資格を保有していないかが判断基準になるでしょう。

ちなみに国家資格者と民間資格者では、当然国家資格者の方が格が上になりますので、その辺もポイントになるでしょう。

外壁塗装の広告の注意点と業者を選ぶポイントまとめ

外壁塗装の広告は日常のいたるところで発信されています。
WEBではSNSやLINEなどで一括見積りや補助金関連の広告が、紙媒体ではチラシや新聞などで地元企業の広告が多く見られます。

中には驚くほどの値引きや、説明会参加だけでクオカードなどの特典が貰えるキャンペーンもあります。

しかし、こうした派手なキャンペーンを行う業者が適正価格で仕事を受注しているかは疑問です。

外壁塗装業界は無資格で開業できるため参入障壁が低く、ホームセンターや家電量販店、ハウスメーカーなど様々な企業が参入しています。
結果として、技術力の低い業者や価格だけを売りにする業者も存在します。

さらに特別な資格がなくても開業できるため、知識や経験のない業者にも注意が必要です。

外壁塗装業者が乱立しお客様の奪い合いで広告合戦が起きている状態で、広告の中には現実的には考えられないような価格が提示されていることがあります。

虚偽広告は評判が悪化しすぐに知れ渡るため、分かりやすく酷いものはあまりありません。
しかし、見積金額が広告と違ったり、工事の質が低下する可能性もあります。

過剰な広告やお得なキャンペーンには注意が必要です。

外壁塗装業者選びは広告内容だけで判断せず、信頼性や技術力があるのかを確認することが重要です。

業者を客観的に選ぶポイント
  • 建設業許可はあるか
  • 公的機関への加盟しているか
  • 瑕疵担保保険の有無
  • 担当者の資格(建築士、建築施工管理士、外壁診断士など)

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