【佐倉市】外壁塗装　見積のチェックポイント

外壁塗装で失敗しないために

とあるリフォーム現場の外壁です。
築40年以上のモルタル外壁で過去２回の外壁塗装がお済みのお宅。
※閲覧注意⚠️　集合体恐怖症の方は下の写真を見ないでください。

壁に水膨れの様な気泡が出来てしまっていて家全体に広がってしまっています。
これを我々の業界用語では『ブク』と呼び、壁と塗膜の隙間に空気や水が入っているような状態を言います。

こうなれば、この『ブク』が原因で塗膜が破れやすくなるため、右のような状態になり、壁の素地が剥き出しになってしまいます。素地が剥き出しになれば、外壁の素地が紫外線や雨風にさらされる状況となります。
壁の素地には防水機能がないため、雨が当たる場所から水を吸い込んでしまい、雨漏りの原因になったり様々な問題を引き起こし家にとって良いわけがありません。
そもそも紫外線や雨風から壁を守る膜を作るために塗装をするわけですから、こうなってしまうのであれば何のためにお金をかけて外壁塗装をしたのか？！ということにもなりますよね。
我々から見ても、こんな仕事をする業者は本当に許せません！

外壁塗装の基礎知識

でも今回だけではなく、このような状態の壁は実際、街を歩いていると時々見かけることがあります。
外壁塗装・外壁のリフォームが済んでいるのに、なぜこのような状態になってしまっているのでしょうか。
今回のお宅の状況に沿って解説していきます。

シーラーって？というお声が聞こえてきそうです。

そもそも外壁塗り替えは、

• 下塗り　シーラー
• 中塗り　主材塗料
• 上塗り　主材塗料
  

の３回塗りが基本です。

もし❶の工程の『シーラー』を塗らずに❷や❸の塗料を塗ってしまうと、密着性が弱いため既存の壁と新しく塗装した膜の間に隙間が出きて水や空気が入ったりしてこんな事になります。
しかし、
一体なぜ？こんな事が起こるのでしょうか？想像がつくことは前回の外壁塗装でかなり安い業者に依頼されたのでしょうか。
安い見積を取って依頼することによって業者は材料代と手間代を浮かせるために工事の内容を省略してしまったのかもしれません。これは本当に悲しい話です。

見積を取る際にはこの工程、必ず✅チェックしてくださいね。そして外壁塗装の基礎知識として覚えておいてください。

失敗しない外壁塗装

こうなってしまった場合、
じゃあどうすれば？ということなのですが、
実は、一旦こうなると簡単にはいきません。このまま塗装だけすることはできないという意味です。
なぜなら、もしこの上から塗装しても新しく塗装したものがまた剥がれてしまうんです。
残念ながら、このお宅の事例だけではなく、こういった状態でこのまま上からペンキで外壁塗装してしまってボコボコになっている状態のお宅の外壁や門柱なども残念ながら見かけることはあります・・・。
でも、説明したようにこのまま塗装してもすぐ剥がれてきてしまうので、お金をかけて外壁塗装を行う意味が本当になく、このようなお宅を見かけると本当に残念に思います。

こうなってしまった外壁の正しい処置としては、一度前回の塗装を削りとるしかない
のですが、
これが、めちゃくちゃ手間がかかります。しかも削り取った後は別に必要な処置がありますが、それらは通常のペンキ屋さんには不可能と思われる工程です。ですから、そのまま塗ってしまっている状態の外壁が多いのでしょう。
お値段だって通常の倍くらいの料金になってしまう事も・・・。
こうなってしまったら確かに料金は高くなるし、限られた予算の中でやろうと思えば、それをわかって選択されている方もいるのかもしれませんが、そもそも最初にご自身が選んだものが原因でこうなってしまっているということ。
申し上げにくいのですが、それが原因でそうなってしまっているということなんです。結局、家にもお財布にも優しくない状況になってしまっているということです。

前回の業者が佐倉市の業者でないことを願いながら、これから弊社でこの修復を行っていきます。
見積の見方と業者選びは本当に大事です。
弊社のセミナーでも相見積の取り方や見積書の見方について解説していますので、興味のある方は是非お話を聞いてみてください。

佐倉市周辺で外壁塗装をお考えの方はウォルテックにご相談ください。
ご予算に合わせてさまざまなご提案をさせていただきます。