老後2000万円問題と外壁塗装の関係 ～資産寿命とは何か～
”老後2,000万円問題”って聞いた事ありますか？
金融庁が『老後30年間で約2000万円が不足する』という試算を出したことを発端に、世間で一大議論を巻き起こしました。言葉だけは聞いた事がある人も多いかもしれません。
「それと外壁塗装や屋根塗装がどのような関係があるの？！」と思われるかもしれません。
実は密接に関係しているんです。
ポイントは”資産寿命”という言葉です。
今回は老後2,000万円問題と資産寿命についてお話させていただきます。
そもそも老後2000万円問題ってなんだろう？
金融庁のデータでは、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみで、仕事はせず特別な収入もなく年金だけで生活している世帯の場合、毎月の生活費などで平均して55,000円も不足するというのです。
今後、人生が30年あるとすると…
55,000円×12カ月×30年＝1,980万円
足りなくなるといったものです。
その為に老後資金として、年金以外にも2,000万円用意しておこうといったものなのです。
しかし医学が進み、平均寿命はもどんどん伸びており90歳まで生きても当たり前。
さらに年金受給額はどんどん下げられる見通しです。また近い将来、年金の支給開始が65歳から70歳に引き上げられることも想定できます。
持ち家でない場合
ここで一つ気になるのが、金融庁のデータの実支出26万3717円（月）の内訳です。
- 食料：64,444円
- 住居：13,656円
- 光熱・水道：19,267円
- 家具・家事用品：9,405円
- 被服及び履物：6,497円
- 保健医療：15,512円
- 交通・通信：27,576円
- 教育：15円
- 教養娯楽：25,077円
- その他の消費支出：54,028円
- 非消費支出（社会保険など）：28,240円
ここで計算されている住居費はなんと14,000円程度、持ち家前提で固定資産税程度でしか計上されていないんです。
もし夫婦２人で住居を借りるなら、最低限でも広さは30平米は必要です。（和室6畳、居間4.5畳、台所4.5畳、風呂、トイレ、玄関）
賃貸ですと場所にもよりますが、東京都内から地方も入れた全国平均で計算しますと大体10万円程度はするそうです。
そうなると１年で100万以上がさらにマイナスになり、30年だと3,000万足りなくなります……
2,000万円と合わせたら5,000万円……
なんだか途方もない貯金額が必要になりそうですね。
持ち家を長持ちさせて資産寿命を延ばそう
先程は持ち家ではない場合を想定し、あたらめて必要な金額を計算してみました。
「自分は持ち家だから大丈夫」と思っているあなた！ここからが重要です。
国土交通省のデータによると、日本の住宅の平均寿命は約30年とされています。
もし35歳前後で新築で自宅を購入されているとしたら、65歳の頃には家は寿命を迎えてしまうのです。
築30年の住宅とはこんな感じです。
ただこれはなにもメンテナンスを行わなかった場合であり、外壁塗装・屋根塗装といったメンテナンスを行う事により 資産寿命を延ばす事が可能です。
定期的に外壁塗装、屋根工事をされている築30年の住宅はこんな感じです。
見比べていただければ、同じ築30年でも外観の見た目から全然違うのが分かると思います。
資産寿命の大切さ
定期的に外壁塗装、屋根工事などのメンテナンスをしていると資産寿命が大幅に伸びるのです。
ここでまた別の、あるリフォームの物件の事例を挙げてみたいと思います。
築20年のお宅で、20年間手入れせず、漏水、ひび割れ、塗膜の剥がれなどが見受けられる状態でした。
このお宅は、リフォーム工事前の不動産評価額は0円でした。
しかし、外壁塗装と屋根工事を弊社で施工した後、不動産業者で見積もってみると…
なんと土地込みで1,200万円に！
屋根・外壁工事を行う事により資産価値が大幅に上がったのです。
本来なら実際の写真をお見せしたいのですが、お客様のプライバシーにも関わりますので、ネット上での掲載は控えさせていただいております。
セミナーなどのオフラインでお見せすることは可能なので、ご興味がありましたら参加してみてください。
外壁塗装や屋根塗装などのメンテナンスが、資産寿命を大きく伸ばす事が分かっていただけたかと思います。
資産寿命が長くなり、その価値があれば、万が一何かがあって売却する際も高額で売れますし、もしもの事があり相続した際も喜ばれること間違いありません。
「家は自分の代で終わりだから、どうなっても良い」という話も聞くこともありますが、そんなことも言っていられません。
今までは資産価値のない家はそのまま放置するのか、もしくは解体するのかという判断をする方が多かったと思います。
しかし解体するにしても、令和５年にアスベストに関する法律が変わった影響で解体費用が大幅にかかる現代では、土地代金を差し引いてもマイナスで引き取ってもらうことも起こりえます。
そうなると相続どころの話でもなくなってきてしまいますね。
戸建住宅という最大の資産寿命を延ばすことが、最も重要でお得なことなんです！
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