瓦屋根(洋瓦)の屋根塗装とメンテナンス
洋瓦の屋根の構造は、日本瓦の屋根の構造と同じような構造となっています。
一般的にはセメント瓦や洋瓦、またモニエル瓦といわれるものの種類があります。
洋瓦は表面に塗料での塗装が施されており、そのことからスレート屋根と同様に塗り替えが必要です。
日本瓦の瓦が60年持つと言われているのに対して、現在の日本の住宅に使われている洋瓦の耐久は15年〜20年とされている理由がこの塗り替えにあたります。
洋瓦の下地の主成分はセメントでできており、経年劣化で塗装が薄くなるためメンテナンスが必要です。
特にモニエル瓦は、表面に着色スラリー層という特殊な塗装が施されており、クリアー(透明の塗料)を吹き付けて仕上げられています。
そのため、塗装前にはまず元の着色スラリー層を除去してからの作業になります。
スラリー層を除去した後に塗装を行います。
葺き替え工法とは?
瓦屋根は見た目の美しさだけでなく夏場は涼しい などのメリットがあります。
しかしその一方で、地震対策としてもオススメなのが、重たい瓦を軽い屋根材に交換する葺き替え工法というものがあります。
今の屋根材を全て下ろして、新しく屋根を作り直す施工工法です。
葺き替えはどのような屋根の種類にも変えることが可能です。