あなたのお家は大丈夫?台風前にお家の点検しませんか?

8月〜9月ごろになると、台風が接近しやすくなる日本列島。昔は台風といえば西日本だけの話だったところ近年では、関東でも台風が接近するようになり、毎年のように台風の被害が報告されています。数年前に佐倉でも大きな台風が来て、大規模な停電があったのは記憶に新しいかと思います。
その影響もあり、最近では事前の備えに力を入れている人も増えているのではないでしょうか?
スマホの充電、お風呂に水を溜めておくこと、数日分の食料の確保、家の補強などの準備をされることでしょう。
私たち、外壁塗装業者として特に注意頂きたいのは家の補強です。
家の補強とは家が強風に煽られることを想定して、例えば、雨樋や網戸などガタついている、または瓦のずれや破損しているような箇所があれば、そこが風で飛ばされるかもしれないということで応急処置をするということですね。
この応急処置は最終手段であり、そもそもガタついたり破損するなど弱っている箇所を普段から無くしておくことが大切だと私たちは考えております。
では、実際に弱っている箇所のチェック方法をご紹介いたします。

損保ジャパン 台風に備えての緊急チェックシートより引用
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2021/20210830_2.pdf?la=ja-JPより抜粋
台風前のチェック項目
■屋根
□ 瓦やスレートなど屋根材に隙間やズレが生じていないか?
□ 割れ、錆、曲がり、めくれなどの破損箇所がないか?
□ 強風時に屋根から風切り音が聞こえないか?
■外壁・内壁■
□ ヒビ割れや欠落箇所がないか?
□ 羽目板に腐りねそり返り、止め釘の劣化などがないか?
□ 内壁に雨がしみ出した跡がないか?
■建具その他■
□ 雨戸や外装建具でガタつきや劣化の進んだ箇所がないか?
□ 雨戸のない窓にはカーテンやブラインドがついているか?
□ 門・塀などで倒壊のおそれのある部分がないか?
□ 雨どいや側溝でつまっている箇所はないか?
□ 固定用ワイヤーに断線や緩みがないか? ワイヤー固定部にサビ、釘の抜けなどないか?
以上が住宅用のチェックシートとなります。いかがでしょうか?
これらのチェックを全部自分で行えるかというとなかなか大変ではないでしょうか。
しかも屋根に登っての確認などは危険です。屋根以外の場所だったとしても、どのような処置が適切かお分かりになりますでしょうか。
そこでおすすめなのが外装専門業者に調査依頼です。

補修など工事の注文をする場合は調査や見積りまでは無料でやってくれるところが多いです。
もし工事をする必要がなかったという事例や工事なしで点検だけの依頼も2万円前後ほどで調査・点検をしてくれる会社もあります。(※状況や業者により異なります)
また調査後、傷んでいる箇所があればきちんと修繕してもらうことをオススメします。
台風で被害に遭ったら、地震保険などが適応されるから今は点検と診断だけしてもらい応急処置だけで良いのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしその小さな破損部が台風の影響で一気に劣化してしまう可能性もあるのです。
さらには破損やひどい劣化により、雨漏りになるなど、状況によっては大規模な修繕となることも。そうなれば工事日数も費用も嵩みます。軽微な劣化のうちに対応しておくことで、修繕も大規模にならずに済むケースが多いからです。
●災害直後はすぐに対応してくれる業者が少ない
また大きな台風直後は、業者はどこも問い合わせ注文が殺到しており、順番を待っていたらいつ対応してもらえるかわかりません。大地震など大きな災害で瓦屋根が破損したお宅ですと、補修工事が何ヶ月も先になり、応急処置で済ませた状態で雨漏りする危険性と隣り合わせのまま何ヶ月も怯えて暮らすという事例も報告されています。
●詐欺業者に遭わないためにも
台風での被害だと地震保険が適応されるから、という話もよく聞きますが、必ずしも保険が適応されるかはわかりません。災害発生後、悪質な修理業者が過大な保険金請求を目的として被害のあった住居を訪問したり、連絡がくるという事例も報告されています。
●近隣トラブル回避のために
自宅が破損するだけならまだしも、破損した雨樋や屋根材などが飛ばされて、近隣のお宅に被害をもたらすということも十分にあり得ます。
もしお隣を傷つけてしまったら・・・と考えれば、破損して飛ばされないようにチェック・対策しておく必要があることはお分かりになりますよね。
ただ、これらを自分でたまたま悪い箇所を見つけることができたとしても、悪くなっている箇所は本当にそこだけなのでしょうか?そして、その箇所をどのように補修するのが正しいのかという判断やその工事を自分でするのは至難の業です。
補修まで含めて調査・診断・施工をプロに任せることをオススメします。
そして、台風シーズン直前だと一気に混み合いますので、一度早めに専門家に相談しておくのが良いでしょう。